渋谷のカフェで始まった関係

ある平日の午後、渋谷の椿屋カフェで待ち合わせをした。シュガーダディで知り合った女性、みゆきとの顔合わせだ。年齢は30代後半、落ち着いた雰囲気の女性だった。プロフィールには「バツイチ」とあり、どこか達観したような印象を受けた。自分も40代、話が合うのではないかと期待していた。

待ち合わせ場所に現れたみゆきは、写真よりもずっと魅力的な女性だった。上品な服装で、物腰も柔らかい。少しだけ緊張していた自分を、彼女の笑顔が和ませてくれた。会話もスムーズで、共通の趣味や価値観について話が弾んだ。正直なところ、悪くない出会いだと感じた。

(こういう出会いも悪くない、と自分は思った。年齢を重ねると、恋愛は面倒なものになりがちだ。しかし、この関係は程よい距離感を保てそうだった)

恵比寿での2回目の食事

最初の顔合わせから数日後、みゆきと恵比寿のイタリアンレストランで食事をした。彼女は料理にも詳しく、色々と説明してくれた。前回よりも距離が縮まり、会話もより親密になった気がする。食事後、バーで少しだけお酒を飲んだ。話は尽きず、楽しい時間を過ごした。

しかし、このあたりから少し違和感を覚えるようになった。最初の頃は、大人の女性という印象だったが、少しずつ、自分の思い通りにならないと不機嫌になるような面が見え始めた。具体的な要求はしてこないものの、どこか不満げな様子だった。

(最初の印象と違うな、と思った。このままの関係を続けるのは難しいかもしれない、という予感がした)

徐々に変わる態度

3回目、4回目と会うたびに、みゆきの態度は変わっていった。以前は積極的に会話をリードしていたのに、最近はどこか冷たい。話もあまり弾まず、気まずい空気が流れることもあった。食事代を払う際にも、以前は感謝の言葉を口にしていたのに、今回はそれもなかった。

自分は、なるべく穏便に済ませようと、彼女の意見を聞き、それに従うようにしていた。しかし、それは裏目に出たのかもしれない。彼女は、自分の優しさを当然のことと思い始めたのかもしれない。パパ活は、お金と時間の交換という側面がある。しかし、人間関係でもあるため、難しい。

ある日、彼女から「最近、つまらない」というメッセージが来た。理由を尋ねると、「話がつまらないし、優しくない」という返信。自分は、言葉を失った。あの頃の、上品で穏やかなみゆきは、どこに行ってしまったのだろうか。正直、残念だった。

(一体、何がいけなかったのだろうか。自分の対応が悪かったのか、それとも彼女の性格の問題なのか。どちらにせよ、この関係はもう終わりだろう)

結局、実らなかった関係

その後、何度か食事には行った。しかし、関係は改善することはなかった。以前のような親密さは戻らず、ただ時間を過ごすだけという感じだった。会話もぎこちなく、お互いに気を使っているのがわかった。

自分は、この関係を終わらせることにした。みゆきに、もう会うことはないと伝えた。彼女からは「そうですか」という返信があっただけだった。パパ活は、このような形で終わることも珍しくない。しかし、今回は少しだけ後味の悪さを感じた。

振り返ってみると、自分が彼女に対して過度な期待を抱いていたのかもしれない。最初から、彼女は自分のことを、ただの「お金を払う相手」としか見ていなかったのかもしれない。まあ、そういうこともあるだろう。世の中、上手くいかないことの方が多い。

最近、会社の資金繰りで少し苦労している。取引先との関係も上手くいかず、精神的に疲れていた。そんな時に、シュガーダディでみゆきと出会い、少しだけ癒された気分になった。しかし、結局は何も解決せず、さらに疲れてしまったような気がする。

結局、みゆきとは食事を数回しただけで、それ以上の関係には発展しなかった。自分が求めていた「大人」の関係とは、少し違っていた。まあ、これも経験だ。次こそは、良い出会いがあると信じたい。しかし、しばらくはパパ活はお休みしようと思う。